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2016年7月3日日曜日

南米ペルー ワスカラン国立公園トレッキング

6/11〜6/25 の2週間、退職休暇を使って南米ペルーのワスカラン国立公園にトレッキング(一部ガチ登山)に行ってきた。


「南米のスイス」こと、標高3090m ワラスの街

ワラスの中央広場と大聖堂

お世話になった登山会社のリチャード(36)

完全に観光客向けの客寄せアルパカ

高さ8mくらいの巨大植物

標高4800m までバスで行けてしまう

標高5000m にある Pastoruri Glacier

標高5000m で人生初の乗馬

高度順応を兼ね、標高4500m まで1日ハイキング

コカインの原料、コカの葉を高山病対策のため食いまくり

6/18 〜 6/22 の5日間のトレッキングルート

スタート地点が既に標高 4700m。背後は標高6768mのワスカラン峰

4つのピークを持つ標高6360mのワンドイ峰と目的のピスコ峰

トレッキング2日目早朝。標高4650mの幕営地 Laguna69 にてガイド、ポーターと。 

Laguna69 を発し、Refugio Peru(ペルー小屋)を目指す

標高 4680m の Refugio Peru (ペルー小屋)に到着

Refugio Peru (ペルー小屋)の食堂
トレッキング2日目の宿は、標高4680m の Refugio Peru (ペルー小屋)に宿泊。標高がとにかく高いので、高度順応に日数を費やしてきたとはいえ、やはり頭痛が発生する。意識的に深呼吸を繰り返すことで、脳内に酸素を送り込み、なんとかやり過ごす。

そして翌3日目は標高 4900m のピスコ峰のハイキャンプまで登り、そこで仮眠を取り、夜11時に起床、夜12時の深夜にガチ登山開始!

標高5000m の氷河末端に到着すると、ヘルメット、アイゼン、ピッケル、ザイル、等、いわゆる冬山登山装備を装着し、ガイドのエクタ(38)と2人3脚で氷河を登攀開始。アイスクライミングどころか日本国内での冬山登山すら未経験なのに、深夜の標高5000mでアイスクライミングって、どう考えてもリスクがあり過ぎて心拍数あがりまくって、パニック気味。しかも周囲はクレバスだらけ。。

もうここでギブアップして登山を終了したくなったが、ガイドのエクタが、『俺はプロのガイドだ。俺を信頼しろ!俺の言う通りに行動すれば安全だ。もし俺を信頼できないのなら、ここで俺達の登山は終了だ、今から街に戻ることになるぞ』と、満天の星空の下、ヘッドランプに照らされた顔を向けて、映画のワンシーンのように語りかてきた。

「I trust you!」

と貧弱な英語ボキャブラリーでエクタに返答し、俺たちの深夜のアイスクライミングが始まった。

そしてクレバス地帯を命からがら脱出し、氷河をひたすら登ること4時間あまり、遂に、ピスコ峰のコル、標高5300m まで到達。

東の空がうっすらと明るくなる。夜明けだ。

標高5300m ピスコ峰コルから朝焼けのワンドイ峰とワスカラン峰

自身の限界を超えた登山をやりきり、標高5300m のアンデスの絶景に見とれる


ピスコ峰を下山。クレバスがあちこちに見える。。

標高4900m のハイキャンプに無事に帰還。へろへろで即、テントで就寝。

標高4900m ハイキャンプの夕暮れ時。ガイドとポーターのシルエットが美しい
とまぁ、こんな感じで 5日間 の非日常体験(高所登山)を南米で満喫。そして日本に帰国後、18年間つとめた会社を 6/30 をもって退職。

そして、7/1 次の新たなキャリアへの挑戦がはじまった。